2010年2月25日木曜日

住宅版エコポイントとか

住宅版エコポイント(最大で30万ポイント!)の受付が来月(3月)8日から始まる。
今年いっぱい(平成22年12月31日)までに工事に着手したものが対象で、
新築でもリフォームでもOK。
エコポイントなのでもちろん環境負荷に考慮した工事でないといけない。

このエコポイント、新築の場合でもリフォームの場合でも
最大ポイントが同じ30万ポイントなので、
どうもリフォームの方が訴求力が高いようだ。
業界的にも、リフォームの営業展開の切り口として、高い関心を寄せている。

ところで、ここ数年で住宅にまつわる様々な制度がたいへん増えた。
従来からの「確認申請」に加えて、
瑕疵担保責任保険、住宅性能評価、長期優良住宅、フラット35、
さまざまな税制上の優遇、そしてこのエコポイント。
他にもエコキュートや太陽光発電に対する補助金や
バリアフリー化工事に対する補助金などもある。

いずれも消費者にとって経済的に有利なものばかりなので、
国内経済の浮揚に一役買わんと、煩雑な書類づくりにいそしんでいる。

今の日本は住宅の供給が(ストックの分も含めて)過剰であるという。
詳しく調べてはいないが、これまでの住宅の供給量と、
これからの人口減少の傾向を思えばそうかなと思えなくもない。

しかし、その過剰な住宅のうち、
どれくらいの数の住宅がリフォームして住み続けることができるのであろうか。

これまで実に多くの住宅のリフォームに携わってきたが、
構造躯体(柱や梁、基礎などの構造部分)に手を加えずにリフォームを終えたのは、
数えるほどしかない。それだけ構造体が「ヤラレテ」いるのだ。

「ヤラレ」方の直接の原因は様々だが、
新築時の手抜きともミスともつかない、
「拙劣な工事」が要因の一端である場合も多い。
新築当時には今ほどの技術も情報も無かったと思えば、致し方ないとはいえるが、
なんともやりきれない思いをすることは少なくない。

先に述べた様々な制度が、単なる経済浮揚対策に終わらずに、
将来の住宅の質の向上に寄与することを願う。

2010年2月3日水曜日

ジャックラッセルテリア

室内犬のためのスペースを増築するリフォーム計画進行中。
数年前に計画した頃に比べると、ずいぶんペット共生住宅用の建材などが充実していることに気づいた。

2009年11月19日木曜日

読書するところは

某コーヒースタンドにて。
普段はなかなか本を読む時間がとれないので、
あえて出かけて行って読書します。
結局それほど時間はとれないのですが。

あと、意外と没頭できるのが、東京などへの出張の際の列車や飛行機の中。
そんなに行く機会もないですけど・・・。

2009年11月16日月曜日

シロアリ被害無し

現在富山市内で進めている木造住宅のリフォーム工事にて、
浴室廻りの解体がありました。

写真は浴室と脱衣室の間の床の土台です。
今までの経験から申しますと
この部分はほぼ100%に近い確率で、
多かれ少なかれシロアリの餌食となっているのですが、
このお宅は全く被害がありませんでした。
なお、この部分だけでなく、
ほかの部分でも同様にシロアリ被害は見うけられませんでした。

このお宅実は弊社で30年ほど前に建てさせていいただいた住宅で、
つまり築30年近く経っているお宅です。
この度水回りのリフォームをさせていただくこととなりました。

手前味噌ですが、これほどシロアリの被害が少ないのも珍しいのではないでしょうか。
奥様からも工事に入る前の打合せで近所のシロアリ被害についてお話しされていたので、
予想はしていたのですが、うれしい誤算でした。
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2009年11月15日日曜日

上棟終了・・・思ったより広い?
















富山市内某所で弊社にて施工中の木造住宅の上棟がありました。

このタイミングでいつも言われることなのですが、
基礎ができあがった段階では「思ったよりも狭いのでは?」と言われ、
上棟が終わった段階では「思ったより広いですね」と言われることがよくあります。
もちろん図面通りに施工しているので、広くなったり狭くなったりはしていません(笑)。
平面的なものが立体的に立ち上がったときに初めてそのボリュームが実感できるのでしょうから、当然と言えば当然の感想ですが。

私共は「○○坪といえばこのくらいの広さ」という感覚を身につけていると自負していますが、
私共でさえ完成してからの空間の広さに対する感覚が、想像していたものと微妙に違うと感じる場合があります。
それは窓の配置の仕方や窓からの景色の抜け、内装材の色、天井の高さなどの、空間を構成する要素が相まって、同じ10畳の部屋でも思ったより広く感じたり、狭く感じたりすることがあると考えています。

予算的にも面積的にも限られた条件下での住宅設計においては、そういった効果を設計に活かしていく工夫を心がけています。

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